「コレ、社内でデザインしたんだけど、もうちょっとステキにできないかなぁ?」
そんな依頼をうけて「所沢ビール」さんのメニューポップをデザインしました。ビールイベントはもちろん、各種イベントに出店する際にブース(テント)の上の方に貼ってある大事なポップ。
「所沢ビール」は埼玉県所沢を拠点にスモークビールを作っている会社。いろんな種類のスモークビールを作られてます。イベントの際にはその中からイベントに合わせて数種類ピックアップして提供されてるとのこと。
http://tokorozawabeer.com/
これまでは社内の方が作ったメニューポップを使っていたけれど、売り上げアップのためにも、これをもうすこしイイ感じにデザインしてほしい、と。
今回ご依頼をいただいたのは、このメニューポップのリニューアル・デザイン。
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ブースの顔といってもいいぐらい、めちゃめちゃ大事なメニューの部分。商品の写真と説明が添えてあります。お客さんはこのメニューを見て、ビールを買いますよね。
爽やかな写真でビールの爽快感が感じられるキレイなポップだなぁと思いました。ビールの名前の背景色がそれぞれ違う色になっているのも、「5種類のビールがある」ということがパッと見てすぐにわかるので、いいなぁと思いました。
すこしもったいなく感じたのは、ビールの写真が小さめなことと、商品写真の背景がすべて同じなので、商品ひとつひとつの境目が分かりにくいこと、商品説明が小さいので少し遠目からだと読みにくいことです。
せっかく美味しいビールが5種類もあるんだから、それはお客さんに伝えないともったいない!!!わかりやすく、パッと目に入るように!
イベントなのでブースの周囲は音も視界もにぎやかです。そういう場所では人の視線を一瞬でとらるようなビジュアルの方がいいと思いました。
というようなことを踏まえて、デザインすることにしました。
まとめると、次のような感じです。
- 違う味のビールが数種類ある、ということがパッと見てわかる
- ビールの美味しさが写真から伝わってくる
- それぞれのビールにどんな特徴があるのか、どんな違いがあるのかを、すこし離れた場所からでも読むことができる
そして、出来上がったデザインはこちら!
所沢ビールの定番商品からイベント用の特別商品まで、今後いろいろなイベントに出店するたびに使えるよう、数種類のビールのメニューPOPを制作しました。そして、イベントには欠かせない、数種類のビールが少しずつ飲める「テイスティングセット」のポップも合わせてデザインしました。
ビールはビールでも、所沢ビールは全てのビールが「スモークビール」なので、全体のデザインイメージは、ちょっと渋めの「スモーキー」な印象、「オトナ」のビール、というイメージを目指しました。
これらの画像では商品名は英語表記になってますが、最終的には「どんなひとにも読みやすいようにカタカナ表記にしたい」というご要望で、ココからすこし文字まわりをデザイン修正しました。
冒頭の写真に、最終デザインのメニューPOPを合成ではめこんでみると・・・
こんな感じになりました。
そして、嬉しいできごとが!
このメニューPOPでいろいろなイベントに出店された所沢ビールさん。
そうすると、ツイッターやインスタグラムで「イベントに行ってきたー」とか「所沢ビールおいしい!」とか、お客さんが発信するわけです。中には、このメニューPOPを写真に撮ってアップしてる方もたくさん居たんです。
これは嬉しかったなー。デザイナーとしては。
それとともに、写真を撮ってSNSにアップしたくなるようなデザインって結構大事なんだなーと思いました。2018年夏のできごと。
サービスや商品を提供する方にとっては、そういう風にお客さんがSNSに発信してくれることで、そのサービスや商品をまた他のひとに伝えることができるんだもの。必要なひとに必要なものを届けやすくなる。
これは、思いがけず嬉しかったことでした。
そしてそして、一番、いっちばん、大事なこと!!!笑
売り上げもアップしたという報告もいただきました!
これは嬉しいです。
「売り上げアップ」とか、「スタッフのテンションが上がった」とか、やっぱそういった報告を聞けるのは、とっても嬉しいです。
そういったポジティブな流れに、デザインで貢献できるなら、それは私にとってはとても嬉しいことなのです。そしてまたデザインの可能性にワクワクしてしまうのです。